四万十町大正地域にある株式会社無手無冠(むてむか)が創業したのは、いまから127年前の明治26年(西暦1893年)。
現在は、創業当初から作り続ける日本酒と、栗焼酎、リキュールの3本柱で、全国各地にたくさんのファンを持つ老舗の酒蔵です。
高知県にある18軒の酒蔵のうち、焼酎を作っているのは7軒で、栗焼酎に至っては無手無冠の「ダバダ火振」あわせた3軒のみ。
さらに全国では、1500~1600軒ある酒蔵の中でも、栗焼酎はわずか20軒ほどしか作られていないというので、焼酎ファンにはたまらない逸品なのです。
日本酒づくりから始まった無手無冠が、しまんとの栗を使って栗焼酎を作り始めたのが昭和60年頃。
当時の四万十は栗栽培最盛期で、売りものにならない規格外を廃棄していた事から、当時の町長から相談を受けたことが始まりだった。
「日本酒とは違って焼酎は蒸留酒のため、新たな製造免許が必要となり、先代はなかなか苦労したそうです。
それでも試行錯誤しながら、美味しい焼酎が完成した。でも、当時は全く売れなかったんですよ。」と、番頭の福永太郎さんは語ります。
“高知は日本酒、焼酎は安酒”という壁に阻まれ、売れるまでに何年も要したそうですが、粘り強く売り続けたことで、焼酎ブーム・四万十川ブーム・JAL国際線での採用を次々と引き寄せ、「ダバダ火振」は全国的に有名な焼酎に成長しました。
※現在は四万十の栗生産量が激減しているため、国産栗も一部使用しています。
知名度を上げていった反面、四万十の栗栽培は衰退して原料が揃わず、思うように製造できなくなってしまったダバダ火振。
あいにく、無手無冠の製造免許は栗焼酎のみに限られていた為、他の原料で焼酎は作れず、ブームに乗って軌道に乗ったかと思った矢先に、再び困難が立ちはだかりました。
そこで当時の社長(現在の会長)が平成4年に思いついたのが、「栗焼酎ミステリアスリザーブ」でした。
今でこそ当たり前になった、クラウドファンディング型の企画で、先に代金を頂くオーナー制度で、山の中の天然貯蔵庫(天然セラー)でじっくり寝かせてからお届けするというもの。
通常は半年ほどで製造する栗焼酎を、40010(しまんと)時間(4年7か月)もの年月をかけて古酒にしたその味は、焼酎の概念を覆すほどの深みとまろやかさ。
会社に酒造りの資金が入る事で製造を続ける(地域を守る)事ができ、お客様にも「四万十を応援する」「待つ楽しみ」を同時に提供できるユニークな発案です。
令和という新しい年号になった事から、平成31年はわずか4ヶ月でしたね。
酒蔵年度は6月~翌年5月末サイクルのため、4ヶ月間で出来たボトルは「幻の平成31年ボトル」となり残り僅か30瓶。今回そこから特別に10瓶分けていただき、この企画が実現しました。
幻のボトルは40010時間寝かされるので、お届けは令和6年6~7月の予定です。
更に今回は、
無手無冠×四万十ドラマ企画のミステリアスリザーブに
“しまんとの芋・栗おやつセット”が付いた特別セット。
まずは
古酒の味がお試しできる720mlと、芋・栗おやつセットを最初にお届けします。
※お届けするお菓子はやむを得ず一部変更になる場合もございます。ご了承くださいませ。
①幻の栗焼酎ミステリアスリザーブ18L×1
(令和6年6~7月お届け予定)
・瓶に製造の「平成31年」の文字が書かれています。
・蔵出しの1か月前に事前にご連絡いたします。
②栗焼酎ミステリアスリザーブ720ml×1
※40010時間待たず味わえる古酒の利き酒ボトル
③平成31年ミステリアスリザーブ用お預かり証
④しまんとの芋・栗おやつセット
ジグリキントン×1、塩キントン×1
ひがしやま。(4枚入)×1、栗と芋の焼きモンブラン アソート(6個入)×1
通常、当店では「発送後決済」をさせて頂いておりますが、①はご予約品となります為、システムの関係上②、③、④の発送が完了いたしましたら、決済のお手続きを行わせていただきます。
大変おそれいりますが、ご予約品の発送より先に決済のお手続きを行わせていただきますことをご容赦くださいませ。
【 ①のお届け予定は 令和6年6月~7月 】
【 蔵出しの1か月前に事前にご連絡いたします。 】
◆平成31年ボトルのミステリアスリザーブは、令和6年6月~順次発送いたします。
◆ご注文より7営業日前後で、栗焼酎720mlとしまんとの芋栗おやつセットを順次発送いたします。
・こちらの商品は製造元「無手無冠」さんより直送となりますため、送料込みとさせていただいております。
・常温便にて発送いたしますが、他商品を同時にご購入いただいた際は、別途送料及びクール便手数料がかかります。
・『包装・熨斗不可』となっております。
※他の商品と一緒にご注文いただいた場合、同梱はいたしかねますので、どうかご了承くださいませ。