海外で大量に作られた食材が、安く、そして簡単に手に入るようになってしまった今の時代。
少しずつ純日本製のものが見直され始めましたが、しまんとの広井茶生産組合では15年ほど前から地元で採れた茶葉を使った純しまんと産の和紅茶を製造・販売しています。
なぜしまんとで紅茶を作り始めたのか。
きっかけは、約60年ほど前に農業協同組合(以下、農協)に、十和のお茶農家さんから紅茶を作れないかという相談があったことから始まりました。
当初農協で作っていた紅茶は美味しいと評判でしたが、時代の流れで製造は緑茶に切り替わり、紅茶の生産は一旦ストップしてしまいました。
30数年の月日が経ち、再びしまんとの紅茶を復活させようと、四万十町十和地域の広井茶生産組合が立ち上がり、
今では「しまんと紅茶」の名で、ひとつのブランドとして製造・販売を行っています。
四万十の茶畑は狭く、傾斜地にあるため大型の機械が入りません。
そのため、ほとんどの茶葉が手摘みと手刈りで収穫されます。
余分な古い葉が収穫されないため、繊細な味の紅茶に仕上がります。
収穫された一番茶は緑茶になりますが、二番茶は発酵させて紅茶になります。
「茶葉の量、茶葉の状態ともに、例年通りのできやね。」と、教えてくれたのは、広井茶生産組合の矢野健一さん。
2023年も「味がしっかりと感じられる、渋みの少ない四万十らしい紅茶」に仕上がりました。
健一さんは、33歳の時に広井茶生産組合の「紅茶」の担当になり、今まで15年以上紅茶づくりをされているベテラン職人さんです。
「しまんと紅茶」は、揉み加減や発酵の時間などを人の五感で調整する昔ながらの製法で仕上げていきます。
茶葉の状態や気候など、条件にあわせて最適な紅茶を作るためには人の目で作業することが必要不可欠になる、時間と根気のいる作業です。
ぜひしまんと紅茶の”茶葉”も、じっくり見てみてくださいね。
しまんと紅茶は無糖でもほのかに甘さが感じられ、砂糖なしでも飲める紅茶として親しまれています。
さわやかな香りと甘さで、年齢を問わずお楽しみいただけます。
アイスティーにして飲むと、すっきりと飲みやすく、暑い季節にもよく合います。
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