出版は、NPO法人RIVER
NPO法人RIVERは、約20年にわたって高知県の四万十川から、
「ナニガユタカナコトナノカ」を考える活動を行っています。
四万十川中流域という中山間の日本の端っこから、生き方や暮らし方を考えようと、
今や日本だけでなく世界中に広がりつつある「しまんと新聞ばっぐ」をはじめ、いろいろな取り組みを続けています。
NPO法人RIVERの最初の取り組みが『水』の本を作ることでした。
「時代の本質は知らなければ、地域は生きていけないのではないか」という思いから、
川と共に生きる私たちの本質を「水」に託して、各界の様々な方に文章を寄せていただきできた一冊です。
原稿料は、四万十川の鮎。
各界の18人が「水」をテーマに考えたエッセイ集
この本は「水」をテーマにした文章が集まったエッセイ集です。
「書いてくれそうな人」ではなく「書いてもらいたい人」をRIVER編集部で選ばせていただき、
リストを作成し、お一人お一人に手紙を出しました。
すると、「書いてくれそうもない人」ばかりが集まり、大変苦労しました。
それでも、 現在の四万十ドラマの前身である「第三セクター四万十ドラマ」という「?」な会社からのお願いに
OKをくださった18人の方が執筆してくださいました。
戦後の激動の時代を通した話や神話、イラストや詩にのせて、さまざまな「水」にまつわるエッセイが届きました。
私たちにとっての「水」とは?
企画・編集・デザイン・印刷まで、すべて地元のスタッフで制作しました。
四万十川を悠々と流れる水を感じながら読んでいただけたら嬉しいです。
執筆者(掲載順):
浅井愼平(写真家)
筑紫哲也(ジャーナリスト)
赤瀬川原平(作家)
糸井重里(コピーライター)
天野祐吉(コラムニスト)
黒田征太郎(イラストレーター)
平野レミ(歌手・料理愛好家)
浜野安宏(総合プロデューサー)
フランソワーズ・モレシャン(共立女子大学客員教授)
岡林信康(ミュージシャン)
内山節(哲学者)
山本容子(銅版画家)
橋本大二郎(高知県知事)
荒俣宏(博物学者)
ナンシー・フィンレイ(建築家)
田島征三(画家)
櫻井よしこ(ジャーナリスト)
高橋治(作家)(敬称略/()内は1998年当時)
【RIVERの想い】四万十川といっしょに暮らし続けるために・・
この20数年でさえ、四万十川を取り巻く環境は変化し、自然も昔とは変わってきました。
同じく、私たちの暮らしもどんどん変化しています。
そしてこれは日本中、世界中に広げても同じではないでしょうか。
ここで暮らし続けるために、「ナニガユタカナコトナノカ」を考え続けるために、私たちはもう一度、外の目線から「川」について考えてみようと思いました。
川のほとりに暮らす私たちですが、毎日接しているからこそ、気付かないこともたくさんあります。
その事実に気付かせてくれたのが、『水』の本であり、
それをきっかけに始まったRIVERの活動です。
「最後の清流」といわれる四万十川ですが、年月を重ねるごとに、
川としての豊かさが少しずつ失われていることは事実です。
川と一緒に住み、暮らす私たちだからこそ、川と一緒にできること、
考えることを通じて、地域から考える「ユタカ」を探っています。
『水』の本発行から20年を経て、次は32人の『川』の本ができました。
水が集まって、つながって、様々な変化があって、川になりました。
しまんと編集 32人の『川』の本はコチラ
ぜひ手にとって頂いて、一緒に考えてみませんか。
そしていつか四万十川に遊びにきてみてください。
商品内容
しまんと編集 18人の『水』の本
2,200円(税別、送料別)
1998年発行、著者の皆様が様々な角度から「水」に向き合って、書いてくださったエッセイ集。
【 発送について 】
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◆【 常温便 】でお届けいたします。
◆他商品を同時にご購入いただいた際は、別途送料及びクール便手数料がかかります。
- 名称
- ・しまんと編集 18人の『水』の本
- 発行所
- 四万十ドラマ
- 備考
- 常温便でお届けいたします